このページは、No.1133 哉子がお伝えします。


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暗闇からもれる光が2つ。そこに何が映し出されているか?皆目見当がつかない中、音だけが響く。
インターホンが鳴り、「はーい」という拓哉の声と、ドアを開ける音。
拓哉のもとに頼んでいた宅配ピザが届けられたようだ。
ドアを開ける前に「ピッツァマ〜ン」と言うと30円割引になる、という店員の言葉に素直に応じる拓哉。
同じ建物の1階にあるピザ屋にしては届くのが遅くて、30円割り引かれても¥3,870の高額ピザに、拓哉はちょっと怒り気味でブツブツ文句を言う。
そんな様子も知ったこっちゃない風に、店員(生瀬勝久)はピザと一緒に持って来た開局キッドを押し付けるように置いて行ってしまった。

まだ怒りがおさまらない様子で開局キッドに手をかける。暗闇の中の2つの光が段々広がり、覗き込む拓哉が見えてきた。
拓哉を捉えるそのカメラは、まだ回ってないだろうと思っている拓哉の手で無造作に取り出される。
激しく揺れる画面。

固定されたカメラの目の前に座っている拓哉。背後に彼の部屋が映し出される。
拓哉が背負うような形で大きな窓があり、その周りを自転車、赤いコーナーテーブル、大きなサイコロ、福助など統一感のない物が埋め尽くしている。
壁のコラージュやビールの照明看板が、ちょっとアメリカンテイストを醸し出している。台所の棚は赤い円を描いて浮かんでいる。
木村Y氏と同じ構図ではあるものの、殺風景だった氏の部屋とは全く異なる雑多な雰囲気の部屋。

☆ちょっとひといき 〜 本日の木村拓哉☆

  • シルクハットをかぶるドクロのマークが入った白地のTシャツにブラックジーンズ。
    細めのチェーンにちょっと大きめトップのシルバーのネックレス。右の腰元にチェーン。
    バリバリにリーゼント、まさにトサカ頭、キマってます!(^v^)d

カメラを固定したことで開局キッドを出し終えた拓哉はようやくピザをほおばる。
鳴り響く黒電話。中谷美紀だった。
彼女が言うには、TVの中で拓哉がピザを食べているらしい。拓哉には何のことか判らない。
リモコンを手にして背後のTVに向けスイッチON、次々とチャンネルを変えていくうちに自分の後ろ姿が映し出されたチャンネルにぶつかる。
状況を把握しきれずにカメラとTVを交互に何度も見返す。

拓哉「え!?・・・ぅわっ!・・・ぁ、な、な・・・うおーーっ!すげーっ、これ。」

まるで少年のようにはしゃぐ拓哉。はしゃぎ過ぎて中谷嬢に向けて一発芸(?)を決行。
力こぶをつくるように曲げた右腕をカメラに突き出し、左手でひじの部分が中心になるように右腕の肉を寄せ・・・「おしり(はぁと)」
中谷嬢、鼻で笑うやいなや、プツッ・ツー・ツー・ツー・・・。
ちょっと寂しげに受話器を置き、電話にカメラを向ける。
再び電話が鳴る。今度は電話ばかり映すな!とクレーム。
仕方なくカメラを自分の方に戻し、カメラの向こうで見ているだろう人たちにお断りを入れ、マニュアルを読み始めた。

視聴率80%を取った時点でピザを1枚プレゼントされ放送が終了する、という事実を初めて知る拓哉。
拓哉「80%なんて取れねーだろ・・・」

さらにマニュアルを読むと困った時は1のボタンを押す、とある。とりあえずその通りボタンを押す。
「駐車券をお取り下さい」という音声とともに駐車券発券機の映像が流れた。
呆然とする拓哉だが、次の瞬間、部屋の窓から見える隣りのホテルの窓から顔を出した金髪女性の「チュウシャケン!」という言葉を聞いて我に返る。
ますますワケがわからなくなり、引き続きマニュアルを読む。
すると、同封のタイトルカードから1つ選んでカメラに提示しないと電波法で罰せられるかもしれない、とあり、慌ててタイトルカードを手にする。
『TV’S HIGH』・・・ピンと来なかったらしく、次のカードへ。『イタチ兄弟』・・・何かツボにハマったらしく、あっさり決定!
しかし寸前のところで拓哉はカードを出し間違えた。提示された『TV’S HIGH』のタイトルカードとともにオープニングの音楽が流れた。

タイトルカードがはずされると、再びマニュアル片手にカメラに向かって読み上げていく。電話が鳴り、今度は愛想よく受話器を取った。

店員「(視聴率80%)取らなきゃやめられませんよ〜」
拓哉「おい、ピザ屋!!」 怒りをあらわにする。
店員「ピッツァマ〜ン!!あ、宣伝しちゃった(嬉)」

拓哉はこのおかしな状況を説明しろ!と息巻くが、お構いなしの店員は3のボタンを押せと言う。
3のボタンを押すと、レインボーマント(※1)を身につけた中年男性が「ピッツァマ〜ント!!」と叫ぶ。
(※1)レインボーマント ・・・ シドニーオリンピックの開幕式で日本選手団が着てて、それを見た日本国民が何かすごいビミョーな感情を抱いたマント(by.拓哉)

呆然とする拓哉とは対照的に、店員は高笑い。次の映像は店員の指示で勝手に流れる。
今度は床屋で散髪しながらの「ピッツァマ〜ン、と・こやっ(床屋っ)!!」 再び店員の高笑いが聞こえてくる。
話にならない店員の態度に、拓哉は今からピザ屋に行くと言った。
何か流してないと苦情の電話が200件くらい来るぞ、という店員の脅しに、カメラを動かす。ゆがむ画面。
下に向けられたカメラは全面クリームイエローになる。
音出さないと放送事故になるというので、曲をかけ、そのジャケット写真も電波に乗せた。そして部屋を出る拓哉。
家主の居なくなった部屋では、山下達郎の♪クリスマスイヴが流れる中、ジャケット写真を1匹のカメがかっぽして行った。

所変わって同アパートの1F、宅配ビザ屋・ピッツァマン。店員は1人また拓哉の流した映像を楽しんでいた。そこへ拓哉乱入。
(開局キッドは)いらないから!!と言いはる拓哉に、店員は『TV’S HIGH』が載っているTVガイドの番組欄を見せ、もうダメ!と断る。
2人のこんな言い争いが続く中、TVからインターホンの音がする。
「ボンジョルノー。キムラサーン。」
拓哉はTVに向かって「勝手に入るなよ。」と怒りながらも、「誰だよコイツ・・・」と困惑気味。
カメラが戻され映ったのは、さっきの金髪女性で、ピザを見つけて食べ始める。

拓哉「共食いじゃん」
店員「つまみ食いだよ!」
イタリアから来たというその女性は、勝手に開局キッドをさわり出した。

スイカの種で作ったト阿玉(サンバイザーとゴルフクラブをつけた人型)にゴルフボールが直撃する映像が流れ、拓哉再び呆然。
不審感が深まり本当にピザ屋か?と問い詰める拓哉の勢いに負けじと、ピザ屋の証拠と業務用オーブンを開ける店員。
オーブンの中から現れたのはススにまみれたト阿玉(偽)。
そこへ突然、2人の私服刑事が数人の警官を引き連れ入ってきた。
ピザ屋店員・上ノ倉三郎に治安維持法違反容疑の逮捕状が出ていたのだ。
何の抵抗もせず連行されていく店員だったが、店内のTVに目を向け、かっぽするカメを見た瞬間豹変する。

店員「我々はな、甲羅のないカメにはならないんだよ」
振り向きざま私服刑事を1人撃ち抜き、拓哉を人質にとる。

店員「おまえら、こんないい奴が死んでもいいのか!?・・・いいのかっ!!」

ピストルを向けられ開き直った拓哉は、「死ぬぞ、このヤロー!」と変な脅しをかける。
しかし私服刑事が1発撃ち放つ。その銃弾にト阿玉(偽)が倒れた後、銃撃戦の末ピザ屋をあとにする拓哉と店員。

TVではイタリア女性が満足げにピザを食べ続けている。無事に逃げ切った拓哉と店員がその画面に飛び込む。

拓哉「おい、これどーなってんだよ!」
店員「それより、これ」 拓哉に渡されるフリップ。

【次回予告 悲しみのピザ屋に今日も供養の霜が降りるのだ】

☆ ちょ〜御勝手感想 from.レポ担 ☆

木村くんの部屋の中はカメラだけが知っている、という始まり方に、おおっ!と思いました。
カメラを固定してからは始終木村くんのアップで「なんて幸せな番組なんだ!」と画面に向かって手を振った私(←おばか(笑))
でも、たまに揺れる画面には酔いそうになりましたが・・・(@_@;)
今回は驚く、呆然とする、ってのが多くて、ただでさえ大きい瞳がぐりんぐりんで可愛かったデス(*^。^*)
ピザ屋店員・生瀬さんとのやりとりはすごくテンポがよくて大笑い!
ほとんど生瀬さんがトボけたことを言って木村くんが突っ込む形だったのが、「共食いじゃん」の一言で逆転しちゃうところが
個人的には腹膜にダイレクト!!(笑)でした。

☆ちょ〜御勝手タイトルを語る☆

見てるこっちもワケがわからないうちにワケのわからない世界に引き込まれてるのを、最初は「嵐」と表現したのですが畳み掛ける番組のテンポを出したくて「五十」をつけてみました。
BIRDMANin横浜スタジアムの後輩グループ・嵐について語る木村くんから出た言葉でもありますね(^^)

 


「Yes,We are open!!」
某アパート(おそらく東京都内)の殺風景な部屋からやたらと滑舌のいい日本語発音のこの第一声で番組は始まった。
声を発したのは木村祐一(以下、木村Y氏)。数々のバラエティを手掛ける構成作家である。

映し出されているのは彼の住まいのようで、彼はカメラの前に陣取り、その向こうで見ているだろう人に続けて話し始める。何でも、宅配ビザに出前を頼んだらキャンペーンと称して『TV局開局キッド』なるものがついてきたらしい。
これを使って視聴率80%とれたらピザをもう1枚サービス!ということなので、開局してみたそうな。

小手調べとばかりに、彼は一発芸(?)を披露。
右手の甲に左手を乗せ、両手の指が全部見えるように互い違いにして・・・「バナナ!」
・・・。
ちょっと寒さを感じたのか、すぐさま謝り、空気を変えようと視聴率80%を目指す企画 ―― 衝撃映像を流しはじめた。
業界最高齢ディレクター(メガホンを持って公園にたたずむ一般のおじいさん!?)がOKを出すシーン、ゴングの音とは到底思えない金属音でも瞬時に反応してファイティングポーズになるガッツ石松、そして、木村Y氏が最もプッシュしていた「木村拓哉くんが『あ、木村さん』と言っている映像」など、用意された数々の衝撃映像(?)が順調にブラウン管に乗って行く・・・。

☆ちょっとひといき 〜 衝撃映像の木村拓哉☆

  • 喫茶店(!?)の一角でくつろぎ中。
    ベージュ系の薄手のブルゾンを着用、そのポッケに左手を突っ込み、右手には煙草。
    煙草の灰をおとすため灰皿に持って行った右手のアップから、スッっと顔のアップへ。
    灰皿に向けていた目をカメラ(木村Y氏)に向け、ちょっと身を乗り出し『あ、木村さん』

所変わって同アパートの1F、宅配ビザ屋・ピッツァマン。
店員(生瀬勝久)は1人木村Y氏の流す衝撃映像(?)を楽しんでいた。
そこへ電話のベルが鳴る。社長からだった。
この社長こそが、高視聴率が好景気を起こしバブルを呼ぶ→所有の土地が高騰する!と確信し、キャンペーンを打ち出した張本人だった。
社長は、木村Y氏の流す映像が意に沿わず、店員に開局キッドの回収を命じる。

木村Y氏宅でドアをノックする音が響く。ドアを開けると、入ってきたのはピザ屋の店員。
店員は、回収の代償としてサービスのピザも持参したのに抵抗する木村Y氏をあっという間に縛り上げ、そそくさと開局キッドをタンボールに詰めて店へ戻った。

戻ったと同時にかかってきた電話で再び社長と話していると、注文受付用の電話が鳴る。
木村と名乗るその男に、「さっきピザやっただろう!」と怒り出す店員。
「・・・拓哉ですよ。」 電話の男はさらに名乗る。
上客の香りを感じた店員は、いきなり注文受付体勢に急変、市原悦子演じる家政婦ばりに物陰から様子を伺う木村Y氏(縄抜け名人?(笑))を尻目に、木村拓哉からの注文を受ける。

拓哉「Mサイズのメキシカンピザでぇ、具はなし。あと、ピザソースはぁ、塗んないで。」
店員「えっ?」
拓哉「素で。」
店員「それって・・・」
拓哉「はい?」
店員「ピザじゃない。・・・あんたウチの店否定してるか!!」

荒げる店員をよそに「待ってます」という言葉と共にさっさと電話を切る木村拓哉。
店員はちょっとした怒りを残しつつもピザの準備にかかる。
次の瞬間、視聴率80%を期待出来そうな芸能人からの注文に満面の笑みを浮かべ、「木村拓哉、おさえました!!」 と社長に報告し、次回予告のフリップを全面に出す。

【TV’S HIGH 10/27 本格スタート!!】

木村Y氏、フリップを押しのけ最後の一言「ワシは地下に潜る!」

☆ちょ〜御勝手感想 from.レポ担☆

予告編ということで、木村くんのご登場は衝撃映像(?)と電話の声のみ、ワケがわからないまま終わったという感じ。
本人の出が少なかった分、本格スタートする次回以降への期待が高まって・・・はい、お手軽なヤツです(^^;)。
電話の声はテンション低めで、ナカナカ腰に響きました(笑)。
余談ですが、ピザ注文時の「素」、自分の頭の中で「“ス”!?」と自動変換したためにライブビデオが見たくなっちまいました。うはは(^◇^)

 


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