オペラ   鬼 八

〜神棲む里の伝説〜

あらすじ
ハヤタケル(後に鬼八)は、
高千穂・二上山一帯の千古の森の長として領民から慕われ、
平和な暮らしを営んでいた。
そこへある日、天孫族の王ミケヌ一党が、
留守を護っていたハヤタケルの妻アサラたちの前に現れ、
イネと鉄をもって森の明け渡しと、
アサラがミケヌの妃となることを要求する。
アサラは「ハヤタケルの言葉が、この森の言葉。立ち去るがよい」
とミケヌの要求を拒否するが、強引に連れ去られる。
森から帰ってきたハヤタケルは、
奪回を決意し鬼と化してミケヌと戦うことを誓う。
一方、ミケヌ陣営では、兄イツセが酒盛りの最中、
「ハヤタケルを侮ってはならぬ」と言い残し
呪いをかけられたように苦しみ抜いて絶命する。
ミケヌはハヤタケル討伐を決意し乳が森に兵を進める。
両陣営の壮絶な戦いの始まりとなる・・・・。